ボトルアクア水質維持と牡蠣殻の効果。レッドラムズホーンは酸性に弱い

スポンサーリンク

牡蠣殻(カキガラ)をボトルアクアに投入する理由ってしてますか?

先日メインボトルのレッドラムズホーンが一匹星になりました。

殻の色が一部白くなったあと死んだのですが、レッドラムズホーンは酸性の水に弱い事とカルシウム不足にも弱いので、ボトルの水の酸性対策とラムズのカルシウム補給について書いてみます。

P1030013

スポンサーリンク

知らなかった牡蠣殻の水質維持効果

アカヒレは弱酸性~弱アルカリ性まで問題ないので、よっぽどのことが無い限りphを気にすることはないのですが、レッドラムズホーンは弱酸性でも問題があります。

レッドラムズホーンの殻はカルシウムで出来ているので、水質が酸性になってくると殻が溶けてしまいます。

なので、出来る事なら弱アルカリ性~中性に保つ方が良いのですが、そのために牡蠣殻が大活躍してくれます。

「カキガラはphを安定させてくれるし、バクテリアの住処としても良い!」ということで、アクアリウム用品を売っているところでは大体売られているのですが、実際どのような働きをしているのか知っていますか?

ぼくは全く知らなくて、ボトルアクアを始めた時に一応買っては見たものの、使わずに放置していました。

レッドラムズホーンの死因を調べていた時に、牡蠣殻の偉大な効果を知ってびっくりしたので書いてみます。

牡蠣殻の具体的な効果

牡蠣殻はカルシウムや他のミネラルなどで出来ています。

水質が酸性に傾いてくると、カキガラが水に溶けて中性に近づけてくれるだけではなく、ミネラルも一緒に溶けて補給してくれます。

また、カルシウム不足で殻が薄くなったり傷んでしまったレッドラムズホーンは、カキガラを食べてそこからカルシウムを補給して、殻を強く補強します。

酸性だと水に溶けますが、水が中性や弱アルカリ性になっていれば、勝手に溶け続ける事も無いので、水質(ph)を安定させてくれます。

キラキラしたエナメル質の部分を取り除いた物が売られているので、水質が気になるけどわざわざチェックできない人や、レッドラムズなどの貝も一緒に飼っている人は使ってみるのも良いかもしれません。

レッドラムズホーンのカルシウム補給・卵の殻

上で書いたみたいに牡蠣殻でも直接カルシウム補給できるのですが、調べていたらお金がかからないお手軽な方法もありました。

卵の殻を水に沈めておくだけでも、レッドラムズホーンは殻からカルシウムを吸収してくれるようです。

ただ、卵の殻は汚れていると水に良くないので、火を通したりして殺菌したほうが良いかもしれません。

ぼくもラムズが死んでから、牡蠣殻の効果に気づく前に卵の殻を沈めてみました。

殻が一部白くなって縞々になっていたのですが、気付くと卵の殻の上をモゴモゴ動いていて、しばらくすると殻の白いところが無くなっていました。

卵の殻では水質の維持までは出来ないかもしれませんが、貝のカルシウム補給だけなら卵の殻を沈めて奥だけでも十分かも知れないですね。

まとめ

牡蠣殻の効果は全く知らなくて、レッドラムズホーンが死んでしまうまで放置でした。

もっと早く牡蠣殻の効果を知っていたら、ラムズが死ななくても済んだかもしれないので、ぼくの失敗が誰かの役に立てばいいなぁと書いてみました。

牡蠣殻は水質維持やミネラル補給以外にも、入れると光を反射してボトルの中が明るくなります。

P1030014

このボトルは部屋の角にあるのでいつも暗いのですが、牡蠣殻をちょろっと入れたら突然明るくなりました。

ソイルや水草だけの落ち着いた色が好きな人にはちょっと微妙かもしれませんが、レイアウトの一部に牡蠣殻を使うのも明るくなって良いかもしれません。

そんな感じでした。