山椒の葉にナミアゲハの幼虫が来ました
あまり虫に興味が無い人だと、アゲハチョウの幼虫は緑色のイモムシのイメージがあると思います。
しかし、実際はアゲハチョウの幼虫は終齢(蛹になる直前)になるまでは全く違う見た目をしていて、蛾と勘違いして嫌われてしまう事もあるようなので書いてみます。
鳥のフンに擬態しているアゲハチョウの幼虫
ぼくは子供の頃虫が好きだったので、よく蝶の幼虫等飼っていたので知っていたのですが、うちの母はアゲハチョウの幼虫と蛾の幼虫(スズメガの幼虫)の違いがわからないようでした。
因みに、ナミアゲハの幼虫はこんなのです。
小さい時は黒のボディに白の筋が入っていて、体もゴツゴツシテいてバッチい感じの見た目なのですが、これは鳥のフンに擬態しているからです。
鳥に食べられないように鳥のフンのふりをするって、ちょっと変わったかたですね。
うちには昔大きなミカンの木と山椒があって、両方の木にナミアゲハが卵を産みに来ていました。
ミカンは大きくなり過ぎたので切ってしまったのですが、山椒は今でも生えていて、今年もアゲハチョウの幼虫が居たので毎日観察しています。
終齢(蛹になる直前)には丸々太ってプリッとした緑色のお馴染みのイモムシさんになるのですが、うちのはフンっぽい子ばかりなので、蛹になるのはまだ時間がかかりそうです。
山椒に居た一番大きな幼虫がこんな感じでした。
まだまだ2センチちょっとくらいなのですが、黒い部分が少し薄くなって黄色みがかっています。
まだ小さいけど、つつくと臭い触覚をにゅにゅっと出して威嚇してきます。
せっかく威嚇できるのに、鳥に食べられるときは普通に食べられてしまうので、ちょっとお茶目な感じがします。
触っても汚くないし、刺されもしないし毒も無いけど、鳥に食べられないために鳥のフンに擬態しているがために、人に嫌われて駆除される。
アゲハチョウの幼虫はどこを目指せば正解なんでしょうね。
山椒のナミアゲハは成虫になれるかな?
うちの父はどんなイモムシでも見つけ次第捨ててしまうので、このアゲハチョウの幼虫たちが成虫になれるかなぁってちょっと心配です。
うちにはクチナシの木も幾つかあるのですが、その気にいたオオスカシバという蛾の幼虫は毛も生えていないし、葉っぱを食べる量も大したことが無いけど、見つかって一網打尽にされてしまいました。
大丈夫かな・・・
庭にアゲハチョウの幼虫が居て嬉しかったっていう日記でした。