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鬱が酷くてキツイ時にどうやって誤魔化してます?
ぼくが辛い気持ちを誤魔化す為や、現実から逃避するためにしていたのはシンプルな事なのですが、直接当事者の人に聞ける機会も無いので、他のうつ病患者さんは状態が悪くてどうしようもない時に「どうやってこの苦しい時間を乗り切っているんだろう・・・」っていつも思っていました。
・・・今でも思っていますね。
苦しい時に苦しさを綴った文章は結構見つかるのですが、それに比べてきつい時間をどう乗り切っているかって少ないですよね。
他にも同じような事を考えているひとがいるんじゃないかな?と思ったので、ぼくがどうやって辛い時間を過ごしているか書いてみようと思います。
1.人と話す。 鬱の辛さは鬱になった人じゃないと解らないですよね
というか、うつで苦しんでいる人もそれぞれ苦しい事だったり、切っ掛けになった部分が違えば、何を苦しいと感じるかは違いますよね。
ぼくは人の気持ちが理解できません。
発達障害から来ているのか、そういう人なのかわかりませんが、説明されても絶対理解は出来ません。
理解と共感は違います
うつ病を患って10年たちますが、その頃はまだ大学生だったので、最初は足掻きまくって色んな人に話を聞いてもらったり、フラフラしてみたりしました。
そんな中で意外にきつかったのが、元気な人に「わかる」と言われることでした。
ぼくの場合
苦しくて、苦しすぎて、この先苦しい事しかない気がして、生きていることが一番苦しい事で、そうなってくると生きている事が苦しすぎて嫌になって、「生まれてきたくなかった」とか「消えてしまいたい」と、意識がある間はずっとそんなことで頭の中がいっぱいでした。
そんな中でその気持ちがわかると言われて、「こいつは何言ってるんだ?わかるわけねぇだろ?」と思っていました。
・・・まぁ関係性とか言い方もありますが。
頭の中も体の中もずっとグツグツ湧いたマグマみたいに、何もしてないのに湧き出してくるのは悲しいと苦しい感情だけ。
そんな状態が、今笑っていられる人にわからないでしょう?
今でも安定していない時に深く考えずに言われるとそう感じます。
これって、気持ちを理解しているつもりでいられるのが嫌だったのですが、それが共感だったらそこまで嫌な気持ちにはならなかったのかな?と思います。
「わかるわぁ。苦しいならそんなこと考えるのやめてもっと楽しい事考えようぜ!」
これは分かってない人だなぁと思いませんか?
「気持ちはわからないけど、苦しいかぁ・・・」
とか、受けとめてくれたら、言葉はざっくりしていても、苦しい気持ちを考えてくれようとしてくれているっていう気持ちが伝わってくると、少し落ち着くかもしれません。
苦しいから話しを聞いてほしい時って、聞いてほしいんであって、相談してるのとは違いますからね。
ぼくの場合意見が欲しい訳じゃないですね。
結果、時間は流れますが、理解している感覚で来られるとよけいストレスがたまって、落ち込んでいました。
感覚が会う話し相手がいれば凄く救われたのかもしれないです。
2.音楽を聴く。 気持ちの上塗り
少しでも頭に何か叩き込んで気持ちを誤魔化そうと思って音楽も聞きました。
外から聞こえてくる人が生活している音、車の音や子供の声、そういった音が全て楽しそうに聞こえて凄い苦痛で、ヘッドホンをして音量を最大に近くして、音が割れて鼓膜が割れそうなくらいの音量でいつも同じCDを聞いていました。
これもハッキリ言って鬱の最悪な気分をかき消してくれたり、誤魔化してくれたりはしなかったですが、ぼくが自分で思いつく限界でした。
昔は楽器には興味が無くて、音楽も殆ど聞かなかったのですが、ピロウズっていうバンドだけはなぜか好きで、ずっとピロウズの少し悲しいような不安な気持ちの詰まった曲ばかり聞いていました。
一人ぼっちで心細くて、逃げる場所が無い、そんな気持ちが入っているような曲も多かったので、なんだか通じる部分があったのかもしれません。
聞いていて悲しくなったりよけい落ち込む事もあるけど、鬱で勝手に湧き上がってくる悲しさとは違ったので、逃避するための道具にはなっていたのかもしれないです。
3.夜の徘徊
昼間は学校に行ったり、休みの日は動けなかったりで、夜自転車に乗ってフラフラしていることが多かったです。
今では怒られるのかもしれませんが、外に出る時はずっとプレイヤーをもって音量最大で音楽はかけっぱなしです。
夜は昼と比べると人の声が聞こえてこない事と、そもそも家に居たくなかったこと、それと、苦しい気持ちをどうにかしたいけどどうしようもないから、とりあえず外に出てみた。
そんな感じでした。
外に出ても別に気持ちが良い訳でもないし、運動する事が好きでもなかったけど、何もできない苦しさから逃げる方法だったのかもしれません。
夜の空は薄暗くて、空に吸い込まれてしまうようなおかしな感覚になったり、鬱とは別の孤独感とか心細さがありました。
だけど、自分以外の人間が明るく生活している事を感じなくて済んだので、小指の爪先ほど誤魔化せていたのかもしれません。
苦しさや悲しさは正直変わりませんが、毎日2~6時間当ても無くフラフラしていたので、確実に時間は潰れていたと思います。
今でもわからない、人はどうやって苦しい時間を過ごしているんだろう。
今はうつ病の状態は、良い方だと思います。
だけど、親に何かを言われたり、ちょっとしたきっかけでものすごく落ちてしまう時があります。
そんな時は、苦しいけどどうしたらいいかわからなくて、こんな苦しさ他の人はどうやって耐えているんだろう?誤魔化しているんだろう?って考えてしまいます。
おすすめのうつ病を誤魔化せる方法があったら教えてください。
まぁ、それで簡単に乗り切れる方法があったらうつ病なんて存在しないですよね・・・
楽しい事を感じられて、苦しい気持ちや悲しい気持ちを、他の気持ちで上書きして消せるようになったら、鬱は治るんでしょうか。
苦しい事や悲しい事、鬱が吹き飛んでしまうほど良い事があればいいんですけどねぇ。
また色々考えながら、神頼みでもしてみます。
うつ病なんてこの世から無くなってしまえばいいのに。
そんな風に思いました。
コメント
はじめまして。
先日、不安で眠れない夜にたまたまこちらのブログを見つけました。
同じような想いを抱いて生きている人がいる事を知り、嬉しかったです。
色々な記事を読ませていただきましたが、
ピロシキさんの日々の幸せを大切にされている姿や、
文章から感じ取れる温厚な人柄が良いなと思いました。
ただの一読者ではありますが、ピロシキさんの幸せを陰ながら祈っております。
ohuzimさん始めまして^^
コメントありがとうございます。
ぼくは自分の思った事しか書けないので、むむ?って思う所もあるかもしれませんが、読んでくれてありがとうございます。
根本にある物は違うかもしれませんが、ぼくも今まさに不安に潰されそうな状況が続いていて、自分でぬぐいされない勝手に湧き出てくる不安が厄介でしょうがありません。
中々更新できないですが、また思い出したらフラッと見に来てみてくださいね^^
はじめまして、リンクがあったかんなさんのブログからきた、おばさんアフィリエイターです。
ピロウズお好きなんですね。わたしもインディーズで結成の頃からなぜか好きで、今でもライブに一人で行ってます。曲やスタイル変わっても本質的な音楽性は最初から今も同じようにわたしには聞こえます。
もうどうしようもない孤独や焦燥感に襲われたとき、一人でピロウズのライブに行って、「もう少し生きることを続けてみようかとおもい仕事へ行く」といった20代でした。
年齢を重ねたことで強くなった部分もありますが、やっぱり今でもピロウズは生活の一部です。
「消えてしまいたい」、30代までありました。消滅願望という言葉もその頃に知りました。結婚して家庭環境がよくなってから少しづつ消えていきました。
この消滅願望はうつ病の一種なんですよね、わたしは薬なしで過ごしましたが、時折訪れるこの意識にはとても苦しめられました。
わたしも運動は好きでないのですが、リズム運動はセロトニンが出るのでいいそうです。音楽以外の気分転換はスポーツジムです、セロトニン出るようなダンスなどのレッスンに参加したり、筋トレしてます。悩む時間がないし、疲れて帰宅するので家事おわると熟睡です。
ピロウズのライブいいですよね、少し前は大学生くらいの男の子と会話しました。目をキラキラさせて「ピロウズって(ライブにくる人の)年齢層高いんですか?」ってうれしそうに聞かれたときは、なんかうれしかったです。
後ろの方では同じくらいの男の子が彼女と来ていて「バンドやってるのにピロウズ知らないんだぜ、、」って話していたのを聞いて、ピロウズも立派になったな~とか、一人おもいました。
ピロウズのライブ、「もう少し生きてみようかな?」って気持ちに帰るときは思うので、辛い時はふらっと行くのもいいかもしれません。
独身の頃、一人で行った渋谷クアトロが今も忘れられません。1/3も埋まっていませんでした。ライブの帰り道「もう少し生きてみようかな?」って思ったあの日から25年経ちました。
また、見ににきますね^^
ちゃろんさん初めまして。
わざわざコメントありがとうございます^^
ピロウズインディーズの頃から知ってるって凄いです!
ぼくは高校に入るまで全く音楽に興味が無くて、CDもアニメの主題歌をたまに買うくらいだったんですけど、16~17年くらい前よく行っていた電気店のゲーム&音楽コーナーで、なぜか「知らないバンドのCDを買ってみよう!」と突然思って、たまたま買ったのがThank you, my twilightでした。
昔からpi(ぴ)っていう音が好きで、なんとなく”は行”で見つけたのがピロウズでした。
ぼくは歌を音として聞いてしまうので歌詞とかよくわからないし、音楽なんて聞くことも無かったので、大丈夫かなぁ?と思ったのですが、最初聞いてたまたま好きになれたのがリズムが面白いCome on, ghostでした。
今でもアルバムだとThank you, my twilightが1番好きで、ギターを弾く時まずRAINBRAIN ビスケットハンマー Come on,ghostを弾くところから始まります。
鬱で一番苦しかった時は、ペナルティーライフが出たばかりの頃だったので、気持ちと合う所もあってそればかり聞いていました。
ピロウズのライブに行ったことあるんですね。羨ましいです^^
ぼくも何度か誘われたことがあったのですが、対人恐怖と聴覚過敏音酔いするので一度も行けたことがありません。
今はギターも弾くようになったので、よけいライブに行ってみたい気持ちが強いのですが、中々難しそうです><
リズム運動・・・ギターをノリノリで弾くようにしたらリズム運動に入るでしょうか><
うまくからだが動いてくれないので運動が中々・・・
ピロウズの話ができるっていいですねぇ^^
ぼくの周りにはほとんどいなくて、たまぁ~に知っている人が居ると凄くうれしくなってしまいます。
寝る前のお薬が効いてきたので中途半端なところですが・・・面白い事は書けないですが、良ければまた覗いてください^^