手のひらサイズの緑の世界。苔玉を作った
最近机の上をチランジアやボトルアクアで彩っているのですが、昔テレビで見た苔玉の事を思い出して、思い切って作ってみました。
いつだったか忘れたけど、バナナマンさんの番組でアンガールズの田中指導の元苔玉を作っていました。
それを思い出して、「庭に苔や草も生えてるし、勝手に毟って苔玉を作ればお金もかからない!」と思って、作ってみる事にしました。
苔玉の材料
苔玉なので、苔だけの固まりでも良いような気がするのですが、植物を植えたりするのがベターらしいので、一緒に庭に生えていたシダっぽい植物も植えてみました。
材料は
- 苔
- 植えたい植物
- 土台用の土
- 植物用の土
- 糸
です。
材料の用意
苔や植物は売っているものもあるけど、ぼくは庭の中で採取しました。
一つずつ書いてみます。
苔
うちの庭は狭いけど苔が至る所に生えています。
種類も何種類かあるのですが、今回は見た目が綺麗なハイゴケとスギゴケを探してみました。
写真みたいな感じで、日中日が当たらなくなる場所には、数種類の苔が纏って生えています。
ただ、うちには犬がいるのですが、庭じゅう抜けた毛だらけで苔も毛まみれでちょっと大変でした。
白い毛だらけです・・・
スコップで軽くすくってやるとペロッと取れるので、使う分だけ取ってみました。
苔の表面に虫や草の種があるといけないので、この後水に漬けてじゃぶじゃぶ洗って、ついでに泥も綺麗に落としてしまいました。
庭に苔が無い場合は、公園の隅やお寺や神社にも苔は生えていると思うので、管理人さんに聞いて自分で集めてみるのも良いかもしれないです。
植物
庭に良いサイズの植物が無いかなぁと思って歩き回ってみたのですが、小さなシダっぽい植物を見つけました。
これもスコップで掘って根っこ事抜いてきました。
材料が用意できたら次はいよいよ苔玉作りです。
苔玉の作り方
最初にまず土台用の土を作ります。
ケト土っていう粘り気のある土を使う方法が一般的らしいのですが、ぼくはケト土がなんなのか分からなかったので、ピートモスっていうミズゴケの粉末と、そのまま使える山野草の土をミックスして土台を作りました。
ピートモスは水を含んでも固まらないので、一緒に赤玉土など水を含むと粘度が出る土をミックスするのが良いみたいですが、植える植物のことを考えてピートモスに直接山野草の土を混ぜてみました。
ピートモスは乾燥している上に中々水が染み込まないので、先に土台用の土を用意すると良いと思います。
ピートモス5に対して山野草の土を1くらい入れて、水をかけて良く練ったら土の用意は完了です。
材料を並べてみるとこんな感じです。
右下が土台用の土、上にあるのがシダとスギゴケ、左下がハイゴケです。
土台用の土の中心に山野草の土を入れて、植える植物を入れてから丸めて、ある程度形を作ります。
その周りに苔を纏わせてからおにぎりを握る感じでちょっと力を入れて形を整えます。
軽く握るだけでこんなふうに綺麗に形が出来上がります。
本当は土台とシダを植えた時点で写真を撮ろうと思ったのですが、ピートモスが纏らなかったので、直接苔を乗せて形を作りました。
次に苔玉の周りをテグスや綿の糸でクルクル巻いて、苔を固定していきます。
写真を撮ろうとしていたら毛の主が邪魔しに来ましたが気にしません。
苔が浮かないようにクリクリ糸を巻いて。
出来上がり!
苔玉仕上げとお世話。まとめ
糸を巻いた後にはみ出た苔を切って揃えるみたいですが、ぼくはモサモサでよかったのでそのままにしました。
固定した糸が気になりますが、苔が育ってくると隠れるので気にしなくていいようです。
シダを掘った時に上手く根っこを掘れなくて、すでに元気がありません。
苔は大丈夫そうだけど、シダは枯れちゃうかな・・・
なんにしろ、引きこもりのお友達が一つ増えました。
エアープランツと一緒に毎日霧吹きで水やりをして、大事に育てて行きます。
掘って丸めてとめるだけなのですが、意外に楽しいです。
次は毛が無い綺麗な苔で作りたいな・・・
そんな感じでした。