日本って不思議だなぁと思った話
西洋の神様の感覚と日本の神様の感覚って全然違う気がする。
妖怪と悪魔も似ているけど違う気がする。
元になる所はその時説明できない事象を結びつけたものだから同じだと思うけど、日本は良くも悪くもざっくり適当で面白い。
よく考えてみると、動物のネーミングとかも目の周りが白い鳥が「メジロ」とか、安直な物が多い気がする。
わりとざっくりしている日本の神様とか妖怪について思った事を書いてみる。
身の回りに居る妖怪
日本では自然現象や人間のうっかりを妖怪のせいにしちゃうおちゃめなところがある。
「鎌鼬」という有名な妖怪が居るけど、あれは人体であれば乾燥で裂けちゃっただけだったり、気圧の異常や真空等で周りの物が切れたり裂けたりする事、あとは風で飛んだ葉っぱや石・砂なんかとこすれてできた傷で説明できる。
実際冬になると乾燥すると、気づかないうちに腕に切り傷が出来ていたりすると思う。
今では頭が良くないぼくみたいな人でもその現象がわかるけど、昔は真空や乾燥で肌が裂けるなんて思わなかったから、「目に見えない妖怪にいつの間にか切られたに違いない!」っていう所からざっくりと鎌鼬が生まれたんだと思う。
あとは、ぼくが住んでいる岡山県には「すねこすり」っていう妖怪が居る。
夜歩いていると現れる、足回りにじゃれついてなんだか歩きにくいっていう妖怪。
昔なんて電灯も何もないし、道もほそうされていない。
そんな中、田舎の暗い夜道を歩いていて足回りに草でも生えていたら、まとわりついて歩きにくいのは当たり前な気がするけど、それを「歩きにくい・・・妖怪か!」と生まれたのが妖怪すねこすり。
見た目が犬だったみたいな話があるけど、それは単に犬がじゃれついてきただけなんじゃなかろうか?と思ったりもするけど、そこで妖怪の仕業になってしまうのが日本の面白いところかなぁと思う。
日本の神様も不思議
海外だと人を作ったり、地球を洪水で洗浄したり、人とは完全に違う全ての元な神様が多い。
けど、日本の神社にお祀りされている神様は、ただの人だったり、新しいものだと、神様居ないけど作っちゃった!みたいなものもある。
あとは、海外の人型の神様は悪さをすると邪神とされたり、「堕天して悪魔になった!」と言われて、信仰対象にすると悪く言われると思う。
でも、日本の有名な神様は「悪さをしだしたから神様として祀っちゃえ!」みたいなところがあって、海外の邪神みたいな考え方が薄い。
学問の神様として有名で、受験生がお世話になる菅原道真は太宰府天満宮にお祀りされているが、あの人も「死んだあと祟りを起こしたから祀っちゃえ!」と祀られた人の一人で、今ではそんなことはさておき、日本最上位の学問の神様になっている。
他でいうと、水の神様は蛇だったりすることが多くて、大漁をいのっている祠の神様が蛇だったり、山の神様や豊作の神様も一部水神様だったりする。
もともとは水の神様も悪さをすることが多いとされていた。
雨が降りやまなくて災害が起こったら、「水の神様が怒っている!」、長いこと雨が降らない時も、「水の神様が怒っている!」、本当にあったかは知らないけど、そんな状況で神様の怒りを冷ますのに供物をささげていたりしたはずだけど、今ではそんな神様も祀られる一方でありがたい存在になっている。
蛇の神様も、もともとは悪さをするから、「怒りを収めてください」っていう意味合いで祀られていたのに、そんな怒りや祟りは今ではどこ吹く風で、ただありがたい神様になっていると思う。
良くも悪くも神様は神様で、お祈りしたら願いが通じるのが日本の神様の良いところかもしれない。
日本人は神様を信じていないのかな?っていう話
若い人だと、「無宗教です!」って思っている人が多いけど、お盆にはお墓参りをして、元旦には神社にお参りして、パワースポットを巡ってみたり、天然石のパワーを信じてみたりする。
ぼくのうちにはお仏壇があって、念仏を唱えるけど、仏陀の悟りに近づきたいとも思わないし、御経の意味を理解しようとも思わない。
ぼくは信仰している宗教はないけど、全ての神様をその都度上手く信仰して居るんじゃないかなぁと思った。
信じていないけど、信じなくもない。
妖怪と同じで色んな物を自分に都合よく使っているんだと思う。
何が書きたかったんだっけな・・・
久しぶりに人と話をして、その中で出てきた話でした。
そんな感じです。