下手な人は弾きすぎる
アドリブ練習始めたての人とか、普段自分が目立つだけで良い下手な人って、アドリブソロをとる時に弾きすぎてうるさかったり、凄くバッチイ感じのソロになってるなぁと思ったっていう話です。
メタルとかハードロック系のコピーしかしていない人にもちょこちょこいるのですが、速弾きと速くひけるのは全く別だけど、分からずにダラダラ弾いていてうるさいなぁ、下手だなぁと思う事が結構あります。
気付かなければそのままだけど、詰め込み過ぎだなぁと思ったらとりあえず音を減らせばいい!っていう話をダラダラかきます。
音がとれないのでたとえ話で何とかしてみる
中高生の目立ちたい精神が出過ぎている子とか、アドリブしたいけどどうしていいかわからない人は弾きすぎます。
2分も3分もダラダラ詰め込み過ぎの音を聴かされたら、一緒に弾いている人も聞いている人も溜まりません。
文章や会話でも、間や区切り、アクセントが無いと気分が悪くなってしまうと思います。
文章だと、
「きょうはさむかったのであつぎをしましたあしたもさむいようなのですがいえからでるよていがないのでへやのなかでぬくぬくすごしたいですあとはさいきんおもいだしてずっとたべたいきもちでいっぱいのたこやきがたべたいです」
こんなふうに区切りもアクセントも無くダラダラ並べられると、そもそも読む気にならないと思います。
上の文章で、ぼくがなんとなく伝えたいところだけざっくりまとめて、読みやすくする努力をしてみると、
「今日は寒かったですね。ぼくは明日休みです!あとはたこ焼きが食べたいです!」
脈略は無いですが、最初よりまとまって読みやすいと思います。
アドリブをとる時も、しっかり間を取ったりアクセントをつけて行けば、聴き易くなるし、それだけで上手そうに聞こえるのですが、音を並べることがギターが巧い事だと思っている人とか、不安で右手をずっと動かして音を鳴らしてしまう人はちょっと残念です。
なので、そんな人はとりあえず、鳴らす回数と指板で使う場所を3分の1位にしてみると良いのになぁと思います。
それっぽくする練習のコツ。音数を3分の1にしてみる
慣れてくると音数を増やしたり減らしたりはその時に合わせて変えるようになるのですが、とりあえず弾きすぎな人は、単純に、「3分の1しか弾かない!」って意識するだけでかなり変わると思います。
同じ時間で右手を3分の1しか動かさないで何とかするには、音を伸ばすか弾かない、っていう選択肢を迫られると思いますが、それで間とアクセントが勝手に生まれるので、それだけでかなり聞けるようになってきます。
あとは、指板上で使う場所も3分の1位に減らしてみると、出来るように聞こえるのと、考えて弾くようになるのでおススメです。
ペンタしか使わないという事が中々ない気がしますが・・・
Aマイナー(Cメジャー)のペンタだと、3フレットから1フレットの間に使える場所が赤い点で書いた様にたくさんあるのですが、使える音の場所を覚えると全体を使いたくなってしまって、だらだらと音を順番に並べてしまいがちです。
なので、水色で区切ったように4音で粘ってみたり、黄緑の枠で覆ったところのように、2オクターブ位しか使わないで音が被らないような場所で弾く練習をしてみると、ダラダラ弾きにくくなるんじゃないかな?
あと、シンプルなフレーズも入れて行ければ、もう何でもできる気がするのですが、シンプルなフレーズは最初は結構難しかったりします。
2音のフレーズを使えるようになると、たぶん他も何でもできるようになると思うので、AマイナーでいうとAとCの音とかでフレーズを考えてみるのも良いかもしれません。
2音で何とかしようと思うと、自然に同じ音を並べる事だったり、音が跳ねたり、ビブラートを使ったりしていかないと行けなくなるので、幅が広がる気がします。
なんだったかな・・・
以前アドリブ出来るようになりたい!と言われてギターを一緒に弾いた人が、どうしても音を並べ過ぎてしまう!ってなった時に、一緒に弾きながらそんな事を言ったような気がします。
そんな事を思い出した夜でした。