拾った流木を洗ってみる
先日高梁川に拾いに行った流木の皮をむいて綺麗にして、ボトルアクアリウムで使えるようにしてみました。
先日拾った流木たちはこちら。
どの流木も皮が付いたままで、苔や藻がたくさんついていました。
苔や藻だけじゃなくて、変な菌とかが付いていたり、虫やプラナリアなんかが入っていたりすることがあるらしいので、とりあえずきれいに洗ってみることにした。
流木洗いの道具
調べてみたところ、流木の表面についている汚れや苔、流木の皮なんかを、歯ブラシや靴ブラシでこすって落とすと良いらしい事が分かった。
流木を洗うのに使う歯ブラシも靴用の硬いブラシも無かったので、父が畑用の苗を買いに行くついでにホームセンターに寄生してついて行ってみた。
歯ブラシでは汚れが落とせる気がしなかったので悩んでいると、父から金ブラシの存在を教えてもらった。
金ブラシは歯ブラシのブラシ部分がかったい針金に変わったもので、錆を擦って落としたりするのにも使えるかなり強力なブラシだった。
とりあえず200円位の金ブラシと、ダイソーでモジャモジャのカナダワシを買って流木を綺麗にしてみることに。
流木選びと流木洗い
流木を綺麗にするにあたって、使えそうな流木を選ばないといけない。
流木はなるべく風化したものが良くて、鰹節みたいにカチカチな物が良くて、断面が白い物より濃い茶色の物がよくて、手ですぐにぐにゃっと曲げられるような流木はボトルアクアリウムには向かない。
とりあえず拾ってきた流木の中からめぼしい物を探して洗う事にした。
最初に金タワシでゴシゴシ擦ってみたけど、表面の汚れがチョコット取れるだけで、皮には傷がつく程度で全然剥がれなかった。
その後金ブラシでこすってみたところ、かなり時間をかけたら皮がちょろっと向ける事が分かった。
とりあえずそのあと1時間ほど流木と格闘して、ざっと表面の汚れはとれたけど、皮が汚い感じに残るし、木が枝分かれしたところにはブラシもタワシも届かないので、工具箱からマイナスドライバーを取ってきて、細かいところを綺麗にすることにしてみました。
流木洗いおすすめはマイナスドライバー!
マイナスドライバーで枝分かれした部分を擦ってみると、今までの苦労が嘘のように簡単に皮がはがれて綺麗になった。
散々時間をかけて綺麗にしたところも、マイナスドライバーでガリガリ削ってみると、どんどん表面の要らない部分が取れて行った。
流木がしょうしょう傷ついても良いなら、流木の表面の汚れを取るのにマイナスドライバーがおススメです!
その後2時間かけてマイナスドライバーで表面をゴリゴリ削り、細かい部分は長めの釘でガリガリ削って出来上がったのがこちら。
キッチンシンクが汚いけど見て見ぬふりでお願いします。
収穫写真の上側の太い流木の陰に隠れていた物が硬さや見た目が好みだったので、その一つだけ綺麗にした。
あとは消毒を兼ねた煮沸灰汁抜き。
消毒とアク抜き
綺麗になった流木は鍋に入れて1時間ほど煮沸する。
最初は水に浮かんでいたけど、煮ていると水に沈むようになった。
1時間ほど煮た後は、水に漬けて数週から数カ月アク抜きを続けて、もう一度1時間煮沸したらボトルアクアに入れても良いらしい。
ダイソーで100円の鍋を買ってきて、ぼくは火が怖いので母に1時間煮てもらって、今は水に漬けているところです。
写真は一日水に漬けておいたものですが、少し水の色が茶色くなっています。
流木からでる色はタンニンというボトルアクアリウムの環境に害が無い物らしいですが、色が気になるのでしばらく水にさらしておきます。
流木にタンニンや栄養が残っていると、そこから水カビが生える事もあるみたいなので、気になる場合もっとしっかり煮る時間を取ればいいみたい。
そんなところかな。
流木を加工してみて思った事
最初はマイナスドライバーでガリガリこすると、折角の流木が削れて駄目になってしまうような気がしていました。
でも、実際やってみると、ドライバーでこすって削っても大切な残すべき部分は鰹節みたいにカチカチになっているので、ドライバーでこすった程度では全然削れませんでした。
表面の皮と皮の下の柔らかい部分は腐るみたいなので、さっさと削ってしまった方がいいですね。
流木を自分で拾ってきて、皮を剥がして表面をきれいにして行くと、だんだん流木に愛着がわいて来ます。
ボトルアクアリウムに入れないとしても、暇な時に流木を拾ってみると楽しいと思います。
ボトルアクアリウムに自分で拾った流木を入れるのには、環境の変化だったり色んなことが心配になってしまうと思いますが、ボトルアクアリウムの楽しみ方は確実に増えると思います。
流木好きな方や暇な方、ぼくみたいにお金が無くて仕方なく流木を拾う人にも、流木拾いと加工の楽しさが伝わればうれしいです。
・・・ドライバーで削るのは自己責任でお願いします。
風化しきっていない物はちょっと触ると折れたりボロボロになったりするので、しっかり中央部分の風化の度合いと固さを確かめてからやってみてください。
それでもマイナスドライバーで削るのは速さ的にもおすすめですよ。