アオオビハエトリを見つけたので観察してみた
今までヒトリコゲチャハエトリしか現れなかったのですが、今日は初めてそれ以外のハエトリグモを見つけたので、しっかり観察してみました。
いつもハエトリグモを探す時は、以前かった観察用の瓶をもって庭の中を探すのですが、いつも10分~20分くらい探して一匹しか見つかりません。
地蜘蛛とか、コガネグモの巣は沢山あるんですけど、ハエトリグモを探すと中々見つかりません。
今日はやっとの思いで、ヒトリコゲチャハエトリ以外のハエトリグモを見つけたので書いてみます。
ハエトリグモ以外のクモ
ハエトリグモと違って、巣を張るクモはとてもわかりやすいし、うちの小さな庭にも沢山います。
まずはジグモ(地蜘蛛)。
ジグモはわかりやすくて、
こんなふうに壁や石のきわに巣を作っています。
巣の近くを小さな虫やダンゴムシなどが通ると、ササッと出てきて捕まえちゃうみたいですね。
ジグモの抜け殻も見つけました。
巣からぶら下がってる茶色い物が抜け殻です。
脱ぎ捨てですね・・・
あとは、コガネグモの巣もありました。
シルエットしか撮れていませんが、コガネグモの雌です。
コガネグモの雌は黄色と黒の縞々なのでわかりやすいです。
雄は茶色で小さくて、同じ種類のクモとは思えません。
クモと言えばコガネグモのイメージがあったので、メスは大きくてオスは小さいと思っていたのですが、ハエトリグモは大きさ自体は同じ位なので、その違いが面白いです。
本題に・・・
アオオビハエトリ(バンザイと綺麗な毛が素敵)
いつもは家の周りの壁を重点的に探すのですが、今日は壁にはクモが全くいませんでした。
なので、庭の植木が植えてある辺りを探してみたのですが、庭の大き目の岩の上にちょろちょろしていたのが、アオオビハエトリのメスでした。
この上に居ました。
アオオビハエトリは5ミリほどの大きさで、ヒトリコゲチャハエトリ(3ミリ前後)より一回り大きいです。
実物の写真は何時も見にくいですが、こんな感じです。
メスはお腹側に大きな黒い模様があるのでとてもわかりやすいです。
黒いところ以外の毛の色は、クリーミーな灰色に少し鶯色を足したような色で、みて見ると凄く美しいです。
また、裏側から見てみると全然違って面白いです。
写真をいくら撮っても上手く映らないのですが、お腹の部分が磨いた銅のように、メタリックレッドに光っていて凄く綺麗です。
それと、アオオビハエトリの一番の特徴が、一番前の足(歩脚・第一脚)だけを上に掲げて万歳するしぐさです。
バンザーイ!
動いていない時はバンザイしがちで、動きを見るのも楽しいです。
ヒトリコゲチャハエトリはあんまりちょこちょこ動かなかったのですが、アオオビハエトリは大きい事もあってちょこちょこ動くので、毛の色の美しさやお腹の輝き等眺めていても面白い蜘蛛でした。
まとめ
元々は足が6本以上ある生き物は苦手で、その中でもクモは凄く苦手だったのですが、ハエトリグモハンドブックを買ってから、ハエトリグモの事をかなり好きになりました。
外に出た時も壁にハエトリグモが居ないか探してみたり、今までと世界の見え方が少し変わった気がします。
ずっと部屋の中に籠もっていたのですが、家の庭限定ですが探そうと思えるほどには面白いので、おすすめではあります。
そんなお昼でした。