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気になるハエトリグモハンドブックを買ってみました
小動物関係のツイッターを見ていたら、ハエトリグモの専門書「ハエトリグモハンドブック」の事がちょこちょこ書かれていて、気になってしょうがなかったので買ってしまいました。
フルカラーで殆どが写真で、説明も子供や蜘蛛に興味が無い人(ぼく)でもわかるように、短く分かりやすく書いてあります。
写真と説明がちょろっと書いてあるだけなのですが、どこか引き込まれてしまうような面白さがあって、見ていると時間を忘れてしまいます。
ぼくはもともと足が6本以上ある生き物が苦手です。
子供の頃家の中に時々現れるアシダカグモが、腕から顔の方に上ってきたことがあったのですが、それから動きが早い蜘蛛や昆虫は怖くなってしまいました。
でも、家の中に時々現れるハエトリグモは、ピョコピョコチョコチョコ動くので愛嬌があって好きでした。
そんな状況でクモではなく、ハエトリグモの本の存在を知ったので買わずにはいられませんでした。
ハエトリグモハンドブックを片手に自由研究してみる!
ずっとハエトリグモハンドブックを眺めていると、我慢できなくなってきたので、庭でハエトリグモを探してみました。
普段あまり見かけないので見つかるか心配だったのですが、5分程歩き回っていると、家の裏の草の上をちょこちょこ歩いていたので、透明な瓶に入れて観察してみました。
どうやって捕まえたのか、あと観察した結果をザックリまとめて書いてみます。
ハエトリグモの捕まえ方
本には上手な捕まえ方が書いてあるのですが、ぼくはとにかく一匹見つけて観察したいだけだったので、ペットボトルをカットしたものを使って捕まえました。
これをかぶせて待っていると、自分で飛びついてくっ付いてくるので、そのままガラスの入れ物に移しました。
ちなみに、ぼくが今回ハエトリグモを見つけたのはこんなところでした。
この中央の草の上で動いていました。
ハエトリグモの観察
観察するのに、家にあったガラスの瓶に入れて観察したのですが、観察しにくかったので、蓋まで透明でフィルムケースのような形の小さな入れ物の方が良いかもしれません。
ぼくは上の写真の瓶で観察しましたが、蓋の陰になったり、湾曲した部分のせいで見にくかったりして観察しにくかったです。
捕まえたのがこんなハエトリグモでした。
うちのデジタルカメラでは綺麗に撮れないのが悔しいですね・・・
真上から見たのが上の写真です。
下から見るとこんな感じ。
大きさは頭からお尻の先までで3ミリ前後の丸っこくて可愛い小さな子です。
色は全体的に灰色の部分が多くて、頭胸部の後ろに黒い模様が2つあります。
ハエトリグモハンドブックには、クモが住んでいる場所別に説明が書いてあるページがあるので、そこを参考にみて見ると、似ている物はシラヒゲハエトリとコゲチャハエトリの仲間です。
そこで、それぞれの種類の説明のページをみて見ます。
各ページにそのクモの実物大の写真と拡大写真があるのですが、調べてみるとシラヒゲハエトリは8ミリほどあるらしいので、どうも違う・・・
という事でコゲチャハエトリを調べてみたところ、ヒトリコゲチャハエトリという種類の子が全体的に灰色で、オスは頭の後ろに黒いところが2つあって、大きさも3ミリ位と、特徴が当てはまります。
なので、多分今日捕まえた子はヒトリコゲチャハエトリの男の子でしょう・・・
観察した後に取った場所に逃がしてきたのですが、可愛くピョコピョコ飛びながら帰っていきました。
今までクモに興味が無かった人でも、本を眺めながらそこまで詳しくわかる本になっている感じですね。
ハエトリグモハンドブックは面白いよ!感想とまとめ
殆ど部屋からも出ない引きこもりが、外に出てハエトリグモを探したいと思うくらいに面白い本だと思います。
クモが怖い人や興味が無い人にはおすすめしないのですが、色んな種類のクモの写真を眺めているだけでも面白いですよ。
表紙にも色々クモが並んだ写真があるのですが、これを見てグッと来た人にはおすすめです!
ぼくは楽天ブックスで買ったのですが、さっき見たらお取り寄せになっていました。
思っていたよりかなり人気があるみたいですね・・・
この本を片手に家の近所をフラフラしてクモを観察したら、お散歩が楽しくなるかもしれません。
そんなことを想った引きこもりでした。
今週から世間では夏休みが始まるらしく、勝手にプチ自由研究してみたのですが、実際に自由研究に家の周りのハエトリグモを観察するのもいいかもしれないですね。
子供の頃は自由研究って何をすればいいかわからないし、時間がダラダラかかるから嫌いだったのですが、大人になってみると結構色々題材はありますよね。
クモもそうだし、ヌマエビを捕まえて色の違いとか行動を観察しても楽しそう。
最近はメダカも飼っていますが、自然のメダカは個体差もあまりないし、観察自体は難しそう・・・
雄雌の見分け方とか、カダヤシとの比較とかなら結構書けるのかな・・・
そんな風に思いました。