ハエトリグモの探し方を変えたら劇的に見つけやすくなった!
追記:ハエトリグモを見つけるための方法を環境やえさになる昆虫から考える方法はこっちの記事になります。
ハエトリグモハンドブックを買ってから、ちょこちょこ家の庭で、小さな瓶を片手にハエトリグモを探していたのですが、数十分~1時間探して1匹見つかるかどうかでした。
探す場所が悪いのかなぁと思って、ハエトリグモの捕まえ方や探し方、採集方法を探してもあまり乗っていなかったので、そもそもの方法を変えてみました。
あっという間に数匹のクモを発見できたので、その方法「ビーティング」について書いてみます。
草木をガサガサビーティング
ビーティングは草木の下に受け皿を用意して、草木を揺らしてハエトリグモを落として捕まえる方法です。
ハエトリグモハンドブックにも書いてあったのですが、「こんな何も居ない木を揺すっても何も出ないだろう・・・」って言う気持ちと、そもそも受け皿にするものが無かったのでやったことがありませんでした。
ですが、今日ハエトリグモ捜索中にサンダルの紐が突然切れて、コケて膝を擦りむいてしまったので、歩き回って探す気が起きなくなったのを機に、ビーティング(草木がさがさ)にチャレンジしてみました。
木を揺する時に下で受けるものは、ハエトリグモハンドブックの著者の須黒さんのおすすめでは、頑丈なグラスファイバー製の子供用の傘だったのですが、ぼくにはお高くて買えないので、代わりになる物を探してみました。
持ち運びに便利なように出来る限りかさばらず、軽い物を探したところ、車の窓ようのサンシェードがあったので買ってきました。
こんな感じの窓にくっ付けて日差しを遮るやつですね。
ぼくが買ったのはこれとは違いますが、折りたたむと15cmくらいまで小さくなるもので、カバンに入れて持ち運びも楽そうです。
軽いので受けるのも楽ですし、メッシュなので落ちたクモの動きも見やすいです。
実際捕った時がこんな感じ。
少しガサガサするだけで何匹も蜘蛛が落ちてきて驚きました。
同じ木だと同じ種類のクモばかり落ちてくるので、木や場所を変えてガサガサすると色んな種類のハエトリグモが見つかりました。
サンシェードはそんなに高い物ではないですし、持ち運びも楽なのでおススメです。
捕まえたクモ
今回は沢山見つけたのですが、瓶が沢山は無かったので明らかに違うのをいくつか観察しました。
まずはこの子。
大きさは5ミリ前後で、全体的にクリーミーな灰色の毛におおわれていて、触肢が大量の白い毛で覆われていてふさふさです。
色柄的には一人コゲチャハエトリのメスっぽいのですが、大きすぎるので違うような気がします。
あとはヤマジハエトリにも似ていますが、サイズ的にはピッタリな物の、頭の側面も黒くは見えないのでどうも違うようで、種類はよくわかりませんでした。
次は大量に見つかる赤茶色の小さなクモです。
これに関しては、1ミリちょっとの物しか見つからなかったので、ハエトリグモかどうかもぼくには判別できませんでした。
最後に茶色系でずっと動き回っている5~6ミリのクモです。
もしかしたら、一つ前のちっこいのが育ったやつかも知れませんが、これは止まってくれないので観察が出来ません。
眼も見れないのでハエトリグモかどうかも判別できませんでした。
はハンドブックを眺めてみても似たものが見つからないので、ハエトリグモじゃない気がしますね・・・
まとめと感想
ビーティングでガサガサするといくらでもクモが見つかるので、しばらくは楽しめそうです。
世間は夏休みらしいので、夏休みの自由研究的にしばらくハエトリグモに集中しそうです。
ハエトリグモハンドブックは面白いしお目当てのクモを探しやすいのですが、見た目で探していくとサイズ的に違ったりするので、サイズ別にハエトリグモの種類が探せる本とかがあればもっと楽が出来そうなんですけど、今の所内容です。
ガサガサしていて、こんなことしたことあったなぁ・・・と思って考えてみたら、ミナミヌマエビの捕獲の水草ガサガサでした。
ミナミヌマエビも、影も形もないのにガサガサしたら山ほど取れていたし、どこか似ているのかもしれません・・・
そんな感じでした。