聞くところを間違えない
ギターでセッションすると、その人がギターが上手いか下手かすぐわかる。
ただ、普段弾き語りしかしない人とか、正直ギターが下手な人は、セッションしても聴く所も見るところも間違っているので、本当に上手い人を判断できない。
凄く下手くそな人のギターを聴いて、「あのひとギターうまぁ~い」みたいな残念なことを言う人が多いので、簡単に説明してみようと思う。
セッションで注目すべき点・上手い人下手な人
自分が目立ちたいだけのギターが下手な人や初心者さんは、アドリブに注目すると思うが、アドリブなんてギターが下手でも初心者でもできるんだから、バッキングに注目しないとだめ。
一緒にセッションしてみればハッキリとわかるのだが、ギターが下手な人は周りが見えないし、人の事を考える余裕もないか、考える気が無いので、人に気持ちよくアドリブさせる事ができない。
バンド形式のセッションだとドラムとベースの人が上手ければ、正直ギターなんてどうにでもなるので、少し判断が難しいけど、バンド形式のセッションなのに、最初から最後までずっと単音アドリブしているギタリストがいたら、その人は超初心者か、ギターが超ド下手な人です。
ギターだけに関してなら、1対1か3人くらいでギターセッションすると、下手くそな人は凄く浮く。
上手い人とセッションすると、アドリブしている人に合わせて、盛り上げたり雰囲気を変えてくれたり、何もでなくなったときに勢いを付けて引っ張ってくれたりする。
セッションは基本1~3個位のコードを、決まった進行で弾くが、あなたは1つのコードだけでエフェクターも使わずに、「イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ」を表現できますか?それも相手に合わせてランダムに。
下手な人はどこまで行っても同じストロークパターンで、強弱もつかず変化が無い。
相手に気持ちよく弾かせるために、パターンや強弱、ストロークのパターンも変えて、しらっとバッキングできる人は、ギターが上手い。
実感できる環境があれば1番いいのだが・・・
セッションをしたことが無い人は、近所でスタジオセッションがあれば行ってみると良い。
聞くだけでも上手さがわかると思う。
セッションは周りの楽器を意識出来るだけの技術があれば、難しい事はないので、コミュニケーションが苦手な人にも良いと思う。
実際ぼくは対人恐怖もあるし、コミュニケーションにも問題があるが、セッションは話せなくても参加できるので、パニック発作で吐いたりお腹を壊したりしつつも、年に3~4回参加する。
下手でも気持ちよく弾かせてくれる人たちに混ざると、とてもいい刺激になるし、上を見て練習すれば意識も変わる。
アドリブなんて簡単なんだよ
ギターを初めてさわった人に、その日のうちにCのコードを引かせることは出来ないけど、セッションでアドリブさせることは出来る。
アドリブなんてすごく簡単なんだから、やってみたい人はすればいいと思う。
アドリブでつかえるフレーズやバッキング音源なんていくらでも見つかるし、ぼくなんかよりはるかに上手いギターの先生が、ホームページを作って動画で説明していたりもする。
しかし、そういったサイトはテクニックを向上させたい人向けの動画や説明が多い。
なので、アドリブなんて簡単だよ?と思えるような、アドリブやセッションを始める切っ掛けになるような事を書けたらと思う。
そんな感じ。