お墓参りとお墓の生き物
彼岸明けの日にお墓参りとお墓掃除に行ったのですが、今年はお墓で生き物がだいはっせいしていました。
お墓は薄暗いし良いイメージがないですよね。
でも、今年のうちのお墓は生き物でいっぱいで、活力にあふれている感じでした。
薄暗いぼくの部屋とは大違いです。
ぼくにとってお墓は死と結びつくネガティブなイメージの場所だったのですが、当然ちゃ当然なのですがそう思うのは人間だけで、お墓の周りにも沢山の生き物が暮らしています。
お墓の周りを飛び回っているチョウチョやトンボ、セミや鳥の鳴き声を聞きながら草刈りしていて、ぼくが思うお墓のイメージと実際のお墓の差を感じて、色々考えてしまいました。
わが家のお墓参り
うちのお墓は小さな山のふもとにあって、周りを木や草に囲まれていて、行くたびに草刈りをしないと人が通れなくなってしまいます。
今回もお墓について最初に目に入ったのが、そこら中に芽を出した笹でした。
笹だらけで道には見えないです。
すぐ上には栗の木もあって、もう少しすると落ち葉や栗の実であふれるので、またおそうじに来ないといけません。
お墓参りの旅に1~2時間お墓掃除をしないといけないので、うちのお墓参りは毎回かなりハードです。
お墓の生き物
今年はお寺に着いた時からイナゴが飛び回っていて、「イナゴが大発生する年なのかな?」と思ったのですが、イナゴだけではなく色んな生き物が大発生していました。
うちのお墓に着くと最初に目に入ったのがカエルでした。
ピンボケですみません。
お墓の横に石碑があるのですが、石碑の土台の岩の上にアマガエルが張り付いていました。
アマガエルはお墓に掘られた文字の中で日向ぼっこしていることもある、お墓の常連さんです。
次に見つけたのが大発生中のイナゴです。
逃げる前に写真を撮ろうと思って焦ったので、こっちもピンボケです。
写真に写せたのはこの2つだけだったのですが、他にも上を見ると空にはたくさんのトンボが飛んでいて、お墓の周りをアゲハ蝶やたくさんのカラスアゲハが色気づいて舞っていました。
彼岸明けの9月26日に参ったのですが、家の周りでは聞こえなくなったセミの鳴き声もいろんな所から聞こえてきましたよ。
カラスやセミ、コオロギの鳴き声に囲まれています。
うちのお墓の周りはイメージと違って生き物だらけです。
お墓のイメージ
ぼくのお墓のイメージは死だったり祟りみたいな悪いイメージが強いです。
子供の頃お墓参りに行くと、「お墓に悪戯すると罰が当たるぞ!」みたいな事をたくさん言われたのでその印象が強くて、お墓は触れてはいけない悪い場所っていう印象が刷り込まれました。
実際お墓は薄暗くて生き物が住む場所じゃないみたいなイメージがありませんか?
ぼくはそんなイメージでした。
だけど、今回生き物をたくさん見て、その中でもアゲハ蝶やカラスアゲハなんかの綺麗な生き物が舞っているのを見て、ぼくがかってに思い込んでいただけだったことに気づきました。
空も青いし、木も蒼いです。
思い込みやイメージにとらわれていると周りが見えなくなりがちだけど、周りを見る切っ掛けがあると、それが思い込みだって気づけますね。
そんな事を考えたお墓参りでした。
春と秋のお彼岸の期間
お彼岸は年に2回春と秋にあるって知ってました?
春は新しい年度が始まる前の切り替えの時期だったりするので印象に残りやすいんですけど、秋は意外に盲点なのかもしれません。
お彼岸の期間は、春分と秋分の日を彼岸の中日にして前後三日間の合わせて7日間あります。
よく考えてみると、先日河に流木拾いに行った時に見た彼岸花なんかは、名前に彼岸ってはいっちゃってますね。
そんな感じ。