苔を取りに行ってテラリウムを作った。
以前苔玉を作ったのですが、瓶に苔や植物を入れて育てるテラリウムも楽しそうだなぁと思って、ボトルテラリウムを作ってみました。
夕方小雨が降ったので、それに乗じてコソコソ苔を取りに行ってきました。
苔を勝手に取ったら窃盗罪だ!
っていうお話があるみたいですが、用水路の周りなどで常識の範囲内で取る分には大丈夫です。
植物や苔の採取の注意
以前、市に植物などの採取についてお問合せしたことがあるのですが、道や用水路の周り、河川なんかの植物などは、「個人で楽しむくらいなら勝手に取っていいですよ」という話でした。
当然私有地やお寺や神社などの施設で無断で取るのは駄目ですし、希少価値のある植物などの無断採取もダメですが、家の周りにある用水路などに勝手に生えている苔や植物(雑草)の採取は平気みたいです。
そこに人口的に植えられている物は駄目ですし、自然に囲まれている事がコンセプトになっているような場所(公園)などもグレーなので、どうしても心を奪われる苔や植物などがある場合は市や県など管理しているところに聞いてみましょう。
あと、採取した後に「やっぱりいらない!」と思っても、自宅に持ち帰って処分するのも条件でした。
以前笹が欲しくて聞いた時は、「切っても良いし持って帰っても良いけど、切ってから持ち帰らずに放置するのは不法投棄なのでアウトです」とのことでした。
なので、苔玉やテラリウムでちょっと使うくらいの銀苔やハイゴケなどはあんまり気にしなくていいと思います。
それでも気になるなら管理しているところに連絡してみてください。
苔の採取!
自転車の籠にマイスコップと小さな虫かごを入れて、雨の中フラフラ苔採取に行きました。
行った場所は本当にその辺にある用水路です。
日当たりや場所によって、カラッカラで苔なんて無いところが多いのですが、ちょっと探すと苔が生えているポイントが見つかりました。
おぉ、モサモサです!
これをスコップで適当にはがして持って帰りました。
家に帰って水でじゃぶじゃぶ洗ったのですが、意外に犬の毛とかが出てきます。
雑草が生えているので、この後雑草をむしったり、裏側に付いた泥をお箸でつまんで落としました。
ボトルでテラリウムを作る
多分取ってきた苔は銀苔っていう苔なのですが、この苔色気がありません。
この苔だけだと、全然面白くないので、家の庭を歩き回ってコツボゴケとタチゴケそれに、庭に生えていた、この辺では岩松っていう岩檜葉(イワヒバ)っていう植物の芽も根っこ事引っこ抜いて洗ってみました。
家の苔は前回スコップで剥がしたら、犬の毛だらけだったので、今回は少しずつ毟って、一本ずつ洗ってみました。
写真のまんなかの貧相な植物が岩松です。
苔だけならそのままボトルに突っ込んでも良さそうですが、岩松の為に一応土も作りました。
最初にピートモス(ミズゴケの粉)に水をかけて良く練りました。
ピートモスはどう頑張ってもパサパサのままで塊にならないので、これに植物の栄養と固める事を考えて、ピートモス1に観葉植物の土2くらいを入れてしばらく混ぜ混ぜしました。
ちょっとボソボソしているけど纏ったのでオッケーとしました。
作った土に岩松の根を埋めます。
作業は全部室内でおこなうので、汚れたり土がこぼれたりしないようにサランラップで丸めました。
丸まった!
これを机の上に置いて下側を少しつぶしてから、拾ってきた苔をぺたぺた乗せてきます。
回りをギンゴケで固めたら、その上に庭で拾ったコツボゴケとタチゴケっぽい苔を並べて、隙間をギンゴケで埋めていきます。
埋め終えたら固めるために結構力を入れて、おにぎりのように握って固めました。
それを、100円ショップで買った瓶に入れるのですが、そのまま入れたら下が透けてテラリウムっぽくなかったので、アクアリウム用のソイルと、園芸用のゼオライトを適当に敷いてから置いてみました。
なんだかこれだと虚しい感じがしたので、残っていた苔を適当においてみました。
これで完成したことにしました。
苔のテラリウムを作った感想とまとめ
上から見るとボサボサ頭であんまり可愛くないのですが、横から見るとちょっと可愛いです。
ゼオライトやソイルが見えていますが、苔は伸びるのと、苔玉と違って見た目が嫌になったら苔や植物を足すなり、減らすなり、いくらでもレイアウトを変える事ができるので、見えていても良いと思います。
いまは岩松が苔に埋もれていて目立たないのですが、伸びてきたら結構派手になるので、このくらいで良いかなぁと思いました。
作り方は、ただ拾ってきて洗って並べただけなのですが、見ていると落ち着くし癒される感じがします。
引きこもりは中々外に出られないのですが、外に出なくても目の前に苔や植物があれば、視線を移動するだけで緑を見る事ができるので、勝手におすすめしたいです。
そんな感じでした。